他人じゃないような気がするけど他人です

他人じゃないようで

帰りの電車で片目をつぶって考えたこと。気味の悪いウインクと勘違いされそうで怖いのだが、片目をつぶることによって思考の質が上がるらしい。どこまでが自分なのかという問いを絵で考えてみると、絵具を含んだ筆がキャンバスに触れている瞬間、その瞬間の触れている一点までが自分なのではないかと考える。しかし筆がキャンバスを離れた瞬間にその一点は既に自分ではなくなり他人となり、キャンバスに残された絵具は「自分であった」という痕跡でしかない。その連続の結果に生まれるは見たことあるような他人なのかも。この感覚をメモっておくぜ。